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趣味全開

学生最後の1年になってしまったので、今年度本当にやっておきたいことを書いておこう

2017年 4月1日です。

 

入学、進級、入社、諸々、皆さん、そして自分、おめでとうございます。

 

大学3年生から4年生になりました。

毛ほども実感わきません。

 

春休みから始まった就職活動のおかげで、毎日忙しくも充実した日々を過ごさせていただき、その勢いでヌルっと進級してしまいました。

 

平日は説明会、面接、Webテスト、ESの就活オンパレード。そして土日は一日通してアルバイト。

休む暇もナシですけど、身を削る程ではなく。

相変わらず花粉は舞うし、足も臭い。

そんな多忙な春休みも、あと一週間せずに終わってしまうそうです。

 

一方で本当によかったことなのですが、余裕持って卒業できるくらいの単位を取り終えて4年生を迎えることが出来ました。

と言ってもまだ万全の状態ではありませんが、よっぽどヘマしない限りは卒業できると思います。

というか人並みのヘマはもう十分していて、まさかポーランド語とベトナム語の授業を取ることになるとは夢にも思ってなかったですけど、

楽しそうだし頑張ってみます。

 

最近久しぶりに面白いテキストサイトに出会って、記事一気読みしてたんですけど、いいなあって、思いました。

いいなあって言うのは、「書きたいことを書き続けられて、それで多くの人から評価をもらってて」いいなあ、ということです。

 

僕の人生というのはずっとずっと、何かにスゴく熱中したかと思うと、ポンッと、何事もなかったかのように興味がなくなってしまう、そんな事の連続でした。

だから就活でもちょっと苦労しています。何か一つのことを一生懸命がんばれている人が羨ましくて、光って見えるんです。

就職先を決めるまでに、今更「何か一つのことを一生懸命がんばる」ということは出来ないと思うので、とりあえず今は乗り切るしかないですが、

就活が終わったら、がんばりたい。

何か一つのことを一生懸命がんばりたい。

 

このブログも、いま久しぶりに書いています。

中学生くらいから何度も何度もオープンして更新してみては、途絶えネットの荒波に消えていったブログがいくつもあります。

書き始めた小説はたくさんあるし、完成しなかった曲もたくさんある。

キャノンのカメラはたまにしか使ってないし、自転車で行ったのは江ノ島まで。

ツイッターのフォロワーは全然いないし、そもそもログインすらしてない。

 

こんな状況にね、終止符を打つべきではないかと。

しかも、タイムリミットがある。

人生はまだまだ長いけれど、学生生活は、今日から、あと1年で終わってしまいます。

 

自由!な大学生活が終わってしまうのです。

 

もちろん旅行とか、飲み会とか、全然したいですけど、僕の今までの自由人生の集大成というか、

後悔無く社会人を迎えるためにというか、

自己顕示欲を満たすためというか、

それを達成したい。

いま適当に書いてるからグチャグチャなんですけど、

 

もう、ほんと

ほんとスゴく端的にいうと、

 

就活が終わったら、

インターネットを駆使して、有名になりたい。

 

そう、有名になりたい。

 

有名になって、いろんな知らない人からレスポンスをもらって、ときには批判の嵐とか起きちゃったりする。

まあどのくらい有名かというと、素人のくせにSNSで2,3万人〜10万人くらいフォロワーがいて、

おはようってつぶやいたらイイネが300くらいつく、

そのくらいの有名人になりたい。

トーカーとかされるレベルには、少し届かない有名人になりたい。

ちなみに匿名でなりたい。

書くブログ記事は全部おもしろくて、はてなブックマークやらFacebookで拡散されたい。

多くの人に更新を楽しみにされて、議論を巻き起こしたり期待されたりしたい。

Youtubeの演奏動画ももっと作って、多才!とか褒められたい。

それである程度知名度を誇ったまま、現実世界では何の変哲もない社会人になりたい。

で、家に帰ってパソコンを開いたら、また有名人になりたい。

 

 

うん、そうだ、そうだな、僕がなりたい人っていうのは、こういう人なんだ。

 

もちろんそれを達成するには、才能がないといけない。

けど、その才能っていうのは練習や継続で身につくものだと思う。

練習は継続には、時間と労力がかかるから、

つまり大学生のうちにある程度有名にならなきゃならない。

 

そういった目標をずっと持っていたのに、都度叶うことはなく、残り一年になってしまいました。

しかも最初の3ヶ月は就活に集中しなければならないので、自由に活動できませんが、

これが残りの大学生活で、頑張りたいことです。

久しぶりにこんなに下らない欲望を包み隠さず全部書いてみました。

なんだか今、清々しい気持ちです。相変わらず、足は臭いけど。

 

さて、書いたからには実行するのみです。

大学4年生で同じ境遇の皆さん。

あと1年ですね、社会人になるまで。

学生のうちにやっておきたいことはなんですか?あなたも書いてみませんか?それで頑張ってみてみませんか?

 

僕もこれからなのであんまり何も言えないですが、

寿命が近いとわかれば頑張れる気がする。

 

今年度も一年、がんばりましょう。

 

 

それでは。

映画見た

新海誠監督「君の名は」を見に行った。素晴らしかった。

なんと、女の子と見に行った。本当に良かった。素晴らしかった。

その帰り道。

 

「女の子って夜一人で歩くの危ないって聞くけど、実際どうなの」

「そうだなー、たまに、怖い人に声かけられるよ」

「一番最近どんな人に声掛けられた?」

「なんだか外国の人だった」

「へえ、そういう人って、実際、何て声かけてくるの?」

 

『君の、名前は?』

 

二人とも笑った。

留学中、友達に作る日本料理は「すき焼き」で決まり

留学中、友達に「日本料理作ってよ」なんて言われることもきっとよくあると思います。

彼らのうち実に98%が、寿司を期待しています。

でも正直、ヨーロッパだとあまり具材が手に入りません。
米、お酢、しょうゆ、のりは売っていますが、こちらでは寿司=巻き寿司で、ネタはサーモンしか売っていません。しかもスモークサーモン。

で、やっぱり寿司=色とりどりの握りだと思っている一般的な日本人としては、つまらないのです。ほんとの寿司はさァ、もっとこう、違うんだよ!レパートリーがあって!と苦しい言い訳をすることになりますし、そもそも内陸ヨーロピアンはイカなどの魚介が嫌いなので無理です。

彼らのうち実に90%以上は、肉が好きです。

ということで、やっぱり肉料理がよいのです。日本の伝統的(?)な肉料理といえば、肉じゃが・すき焼き・しゃぶしゃぶのうちのどれかになります。そのうちもっとも食材が手に入り安く、簡単に作れるのが「き焼き」です。高いですが、牛肉なので喜んでもらえます。ということで、留学中で友達に作る日本料理は、すき焼きに決定いたします。(ちなみに人数が2人〜5人程度までの場合で、それ以上は知りません)

で、今回は海外で手に入るものだけで作るザックリとしたレシピをご紹介します。

つい先日友人2人と一緒に作ってみました。割り下からすき焼きを作るなんて初めての経験だったのでうまく行くか心配していましたが、予想以上に美味しかったし、いつも常に正直すぎて辛いあの友達の反応も良かったと思います。

その時に写真取ればよかったんですがすっかり忘れてたので、全て「絵」で解説していきます。材料は3人前。

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①まず割り下を作ります。図の通り、全てを小鍋に入れて、沸騰させます。味を確認してみて、しょっぱ過ぎたら砂糖を足していくスタイルで。甘すぎるくらいでいいと思います。
普通はみりんを使うみたいですが、手に入らないので、酒+砂糖で代用しています。沸騰させるのはアルコールを飛ばすためです。


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②具材を切ります。白菜は手に入ったり入らなかったりなので、ダメだったら泣く泣く、キャベツ(ふわふわしたタイプの)で代用します。ネギと人参だけは譲れません。

牛は、ローストビーフと書かれたリブロース肉を使いますが、ヨーロッパのスーパーには基本、薄切り肉が売っていないので、自分でスライスします。表面だけ少し凍らせるとスライスしやすくなります。日本のレシピだと一人200gとなっているので、一人250g〜350gを目安にするといいと思います。彼ら女の子でも山のように食います。

他には春雨も手に入るかなと思います。中国っぽいやつ。こんにゃく、豆腐、春菊、ほうれん草はあんまり見たことありません。とりあえずネギと人参をメインに、多少の欠損は諦めましょう。

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切り終わったらフライパンでネギ→肉の順番で軽く炒めたあと、他の具材と割り下を入れて、軽く煮込みます。
割り下、具材ともに全て投入ではなく、5,6割程度で。肉は3,4割かな。

人参が柔らかくなったら準備完了です。

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ちゃんと「食べれる」生卵の、「黄身だけ」を使用します。ヨーロッパでは生では食べられない卵がたくさん売っていますし、彼らは基本、生の白身が大嫌いみたいです。気をつけましょう。
で、机の上で温める手段が必要ですが、小さいIHヒーターか、キャンプ用品かなんかを借りられるといいかな。なかったら、最悪最後まで煮込んで机にフライパンをドーンと置くか、もう取り分けてもいいと思います。
一応、ヨーロッパにもフォンデュという文化がありまして、大きい鍋をそれぞれ箸でつつきあうのも、そこまで抵抗があるわけでは無いそうです。

食べながら、肉や具材を投入していますが、彼ら食べるペースが早いので、がんばりましょう。
鍋奉行」ならぬ「NABE LEADER」というシステムを最初に説明して、追加のタイミングは自分でコントロールするといいと思います。
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最後に生麺のうどんを入れてシメます。が、売ってないところの方が多いので、乾麺のうどんを別で茹でたり、コメでシメるのもいいと思います。

ちなみに料理で使いきらなかった日本酒は、普通にサケとして飲めるので、料理と酒文化を同時に教えられてラッキーです。


こんな所でしょうか。ちなみに味は日本で普通に食べるすき焼きと同じ味で、うまく行ったので、よかったです。
「中華料理はだいたい辛かったけど、この日本料理は甘くて美味しい」という感想をもらいました。僕もそう思いました。

いちおう高級料理ですので、割と高くつきますが、こちらでも頻繁に食べられるSUSHIより喜んでもらえます。
それでは、今回はこれで。

6/28


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朝、日本に送るダンボールを郵便局に買いに行ったところ、一番大きいのでも長さが50cm。50cm?これでは全然足りぬ、デカイのは体だけか、オーストリア人よ、とは思ったものの、モノは試しと買ってしまいました。何でだろう。完全に無駄だった。小さすぎ。わかってたのに。

ただ、今回は郵便局の人が全く英語しゃべる気ナシなタイプのひとで、僕も拙い、拙すぎるドイツ語で対応しましたが、意外といけた。200語くらいの僅かなボキャブラリーの中から、彼が何を言ってるかは分かったし、一応言いたいことも伝わった。これ以上大きいのはありますか?ないよ。これだけでも意思疎通ができた喜びは大きい。これはこの一年における成長と言っていいでしょう。些細すぎるけど。今後のドイツ圏旅行に備えて忘れないようにしよう。

結局郵便局で買ったダンボールはとりあえず保留して、中心街の近くにあるホームセンターまで行って、も少し大きいのを買いました。帰り道、自転車で70cm級のダンボールを運ぶのがすごい辛かった。風を受けて、海賊船のマストみたいに、ボワっと、自転車ごと旋回しそうになったり、飛びそうになったり。でも入手出来てよかった。マイクスタンドが入った。

で、荷物を詰めたり昼寝したりしていると、期末試験の時間に。教科はジオグラフィー。ちょっと遅れて教室に入る。視線が集まる。

もうこれでもかと言うほどに勉強してないので、ライティングのテストでしたが、もう全く分からない。「Invase-SuccessTheory」とは何か?ヨーロッパの都市を例にあげて説明せよ、って問題であA4一枚うめるんですけど、まずInvase-SuccessTheory自体、初対面な単語といいますか、もう、はじめまして〜って感じで、ご趣味は〜と聞きかけた所で、もう適当に予想して書くことにした。ところがInvaseっていう単語が分からない。たぶん?スペースインベーダーってゲームもあることだし、きっと侵略的な意味じゃねと予想を立て(当たってました)、まあ侵略して連続する感じやろ、と適当に、色々な表現と言葉のあやを使って、A4一枚うめてきました。これを空想辞書作戦といいます。

そんな感じで、もう単純にクソな解答用紙が出来上がったのだけれど、提出時に教授から「君、この試験に登録してる?」と聞かれました。この試験は事前登録制だったのです。えマジで?このクソな解答用紙すら無駄になってしまった…と思ったのですが、なんとこのジェントルマン教授が「じゃあ後で登録しとくよー」とのこと。やさしい!いい先生!だけど!僕の解答用紙は割とクッソだわごめん!と思いながらそそくさと教室を後にしました。まあ、もう彼には会わないだろうし、多少はね?

寮に戻ると、今日すでに退寮した人も何人かいて、いよいよ僕も残すところ明日、明後日のみとなり、変な感じです。はやかったな、やっぱり。歳を重ねるごとに一年がどんどん短くなっていきます。でも、そうかと思うと、やっぱりこの寮に一年分の思い出とか、一年間で買ったもろもろとかあって、不思議な感じがします。体感的には、数カ月くらいだったけど、物や記憶は、しっかり残っているものです。

こちらでの1番の親友にも、あと4回位しか会わないみたいです。彼女も日本にまた来るって言ってたし、僕もまたオーストリアに来るので、きっと人生で何回かは会うだろうけど、何回か、って感じだし、一度離れたあと友人関係を維持するのは、このSNSが発達した今でも、少し難しいと思う。なかなか連絡することもないし。意識しないとな。

さて昨日今日と、誰かに向けて書くわけじゃなく、ただただ未来の自分に、あの時どう思ってたかだけを書く、全く有用性もクソもない文を書いたけど、気分も落ち着くし、いいなと思いました。文字数もこだわらず。これなら毎日続けられるかな(汗)いずれは凝った文をたくさん書ければと思うけれど。

それでは。

6/27

 
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早いもので留学の終わりが、8日後に迫っています。
 
寮を追放されるのが4日後の朝なので、あと三回しか(毎日二回の昼寝は含めない)このベッドで寝ないのかァと思うと多少は感慨深いですが、どちらかと言うと早くこのダニ王国から退避したい。お日様の光りを浴びたオフトンで寝たい。
ヨーロッパにはふとんを外で干すという考えが(おそらく外には虫がいっぱいいるからという理由で)無いのですが、結果きちんとした殺菌の手段を持たぬ人はダニの被害に晒されるのです。ほんとかゆい。蛾よりダニの方が嫌じゃね?
 
準備も少しずつしてます。今は日本に国際郵便で荷物を送ろうと思っているのですが、関税が何たらかんたら、面倒くさそう。今日はSDRが何かを知りました。こういう面倒な作業を踏めば踏むほど、一応知識はつくから、悪いことではないと思います。悪いことではないけど、誰か勝手にやっておいてくれないかな。肩くらい揉むよ
 
あとは、いま深夜二時半なんですが、外の廊下を歩き回っている人物がいる模様で少し怖い。留学はじめの頃は、寮内に不審者がいますということで警察が常駐していたこともあったので(その状況だけ考えるとクッソ治安悪そう)、それなりにリアルで怖さある。
 
明日は一応期末試験があるみたいですが、引っ越し準備と重なってることを理由に、まったく勉強できんわ、こんなの。とりあえず日本に送るダンボール箱買ってくる
 

6/18

6月はちゃんと毎日更新したいゼ

と言った数日後から10日ほど沈黙してしまったのは、

キャンプフェスと、そのロスからだけども、

記事の質を上げるなら不定期のほうがいいよねーなんて思いながら

とりあえず取り留めもないことを書くと

今日もってるAsusタブレットK013

実は2015年の夏にandroid5.0が降りてきていたらしく

kitkatのsd書き込みできない仕様にウンザリしていたのもあって

Let'sアップデートと思ったけど、うまく行かなかったので

ファクトリーリセットしてみたけど、やっぱりできなくて

仕方ないので諦めたけれど、chromeが最新版になった。

なんか文字とかスッキリした気がする

上のバーも細くなった

そしてはてなブログの、ブラウザページ

正直アプリは使えないし、ブラウザの記事編集ページも

ンンン惜しい!って感じだったんだけれど

ついに太字とか打ち消しにキチンと対応してくれるようになった

嬉しい

日々進化していきますね

答えはそこにある。

中学三年生、後半の半年間は、高校受験がメインだった。

 

僕の県の高校受験のレベルはそんなに高くなくて、日本でも下から数えた方がはやいくらい。県トップレベルの上位校は「独自入試」なるものを行っていたけれど、それ以外は県が出題する「共通入試」を使っていた。

 

僕が狙っていたのは、その「共通入試」でトップになる高校。いわゆる、旧学区のトップ校というやつだ。県トップレベルの上位校ではないが、それなりの偏差値と、それなりの大学進学率と進学先を誇る。何でそこを狙ってたかっていうと、距離だよ距離。家から10分だった。徒歩圏最高ですよマジで。落ちるわけにはいかなかった。

 

が、一つ問題があって、その学校を受けるレベルの受験生にとっては、その「共通入試」が簡単の極みだった。そもそも中学生の勉強範囲なんて難しいものはほとんど無いので、塾にさえ行って、半年間みっちり(とは言っても大学受験に比べれば、レトリバーにとってのチワワみたいなものだけども)やれば、誰でも満点が取れるレベル。そこそこの偏差値の受験生にとっては、当然、満点を取って当たり前の試験内容だ。

 

何が問題かというと、差がつかないのである。みんなが満点近い点数を取るから。すなわち、わずかなケアレスミスが命取りになることを意味する。

 

そういった受験は、もちろん、解く方としては、高校や大学でしばしば見受けられる「ほとんどの問題が意味分からんし、平均点も3割そこそこの試験」を受けるよりも楽しいけれど、全くケアレスミスが許されないのは油断ならない。これ!真剣ゼミで出たやつだ!と興奮しても、凡ミスしてしまえば意味がないのだ。

 

と、いうことで当時の僕も、当然ながら全教科で満点を狙っていた。

 

今はもう変わってしまっているらしい受験制度についてちょっと書くと、まずだいたいの人が公立高校狙いで、私立を一つ滑り止めに受ける。これはだいたい、名前さえ書けば受かる。そして公立高校も、前期(成績+面接)、後期(成績+試験)or(試験一発勝負)の二つの試験にわかれていたけれど、前期はよっぽど成績が良くないと受からない。成績が低かった僕は当然のように落ちたので、後期の試験一発勝負を狙うことにした。

つまり、全教科満点である。

 

パッと聞き難しそうだけど、先に書いたように「共通入試」はクソほど簡単。ケアレスミスさえしなければよい。

 

受験当日の日は、それなりのコンディションで迎えた。勉強については、バッチリだ。教室も、同じ中学の人が二、三人いて、そこまで緊張せずに受けることができた。

 

午前中の英語・数学・国語を難なく終わらせ、昼を友人と食べ、午後の理科・社会に備えた。当時は理数系が苦手という意識もなかったし、特に社会は歴史オタクであったことも相まって得意だったので、余裕だろ、くらいの気持ちでいた。

 

が、理科の試験を受けている最中。問題が起きた。

 

「漢字が分からない」

 

ヤバい。

理科の試験あるある。国語で出る漢字問題はしっかり対策してあるが、理科でまさか漢字が分からないなんて、とんだ伏兵だった。しかも全部分からないんじゃなくて、一文字の、ある一部分だけが分からなかった。

 

「溶解度」

と答える問題で、

 

「解」の右下は、はたして

「牛」なのか、「午」なのか

 

という疑問が頭をよぎってしまったのである。

今ここで読んでいる人はもちろん「牛」が正しいだと分かるし、そもそもそんな難しい漢字じゃないんだけど、試験中の僕はとにかく、これで頭がいっぱいになってしまった。

 

とりあえず他のすべての問題と、軽い見直しを先に終えて、残った15分間すべてを懸けて「牛」か「午」か、考えてみることにした。

 

時間だけはあったので、とにかくたくさん「牛」バージョンと、「午」バージョンを書き出してみた。どっちもしっくり来てしまう。教室を巡回している先生に、その努力を見られるのが少し恥ずかしかった。

 

10分ほど粘ってみたが、分からないものは、分からない。諦めて平仮名か片仮名で書くか...でもそれで点数下がったらどうしよう、落ちたくねええ。時間はもう最後の5分である。

 

「残り5分になりました。問題用紙、解答用紙にもう一度名前が書いてあることを確認して、提出に備えてください」

 

先生がタイムリミットを告げる。ヤバい。

 

理科満点への道が閉ざされそうになった。

その時。

 

ん?

 

今、なんて言った?

 

先生が今言ったことを、頭の中で復唱してみた。

「残り5分になりました。問題用紙、解答用紙にもう一度名前が書いてあることを確認して、提出に備えてください」

 

 

!!!

 

解答用紙!!!

 

ちらと用紙の上を見ると

そこには「解答用紙」の文字が!

 

「牛かぁあああ!」

思わず声が出そうになった。

 

今までさんざん、「牛」とか「午」とか書いてきたその裏に、なんと答えがそのまま書いてあった。

10分ほど何もせずに無駄にしたけど、この際、まあ、いい。

 

僕は悠々と「溶解度」と解答用紙に書き込むと、ペンを置いた。

勝った、そう思った。

 

理科の試験が終わると、すぐに友人に「解」について話した。シンプルに嬉しかった。友人は、少しでも社会の勉強したいから失せろ、という顔をしていた。

 

その後の社会の試験は、さすが得意教科なので、問題なく終わった。

こうして僕の高校受験は幕を閉じた。

 

結果は合格で、理科は満点だった。

そして高校生活をエンジョイして、大学も合格した。今のところ(受験系に関しては)挫折のない人生だ。

 

もし試験中、分からないことがあったとしても、諦めてはいけない。考えても考えても分からない時は、少し周りを見渡してみよう(カンニングにならないように)。今回の例のように、最早ダイレクトに答えが書いてあることも、あるかもしれない。落ち着いて余裕を持つことも大切だ。

 

でも、自信あった社会はズタボロだった。

人生はよく分からない。